2.損失額
金川貿易保険事務所
第2番は損失額です。積出し前の損失としては仕入契約に伴う総費用です。セラーは仕入れた貨物を処分し、総支払額から事故商品を転売し総費用の正味金額を確定しなければなりません。通常、転売差損にあたると言えます。また、積出し後では、個別の請求書の合計した額を事故対象債権とし、バイヤーから回収を図り、正味債権額をとらえなければなりません。当該正味金額や当該正味債権額がそのまま損失額になるのではありません。クレジットリミットの範囲内という制約を受けます。