ここでは輸出取引です。公的保険では取引に結び付いた貨物代金額の「決済されるべき額」を中心とした保険価額保険金額保険料を導きます。船積日を境にして保険をかけた日～船積日までを船積不能、そして船積日～支払期日までが代金回収不能です。そして、船積用資金が必要なときは通常船積日から２年を境にして２年未満案件は「国際ルール」を意識しないでプライベート・ローン、そして２年以上案件は「国際ルール」を意識した協調融資を利用することがあります。また、民的保険では１年単位毎に保険期間の始期における債権残高保険料を導きます。（該当船積前リスクは船積貨物の調達費用として約款対応。）そして、船積用資金が必要なときはユーザンス１８０日超～２年未満案件及び２年以上７年案件までは国際ルール」を意識することなく、セラーにとって柔軟に船積用資金を調達し、それを輸出信用の供与に反映できるものです。