F.「請求扱い」のタイミング
ここでは、「請求扱い」のタイミングは「事故扱い」から比較的短いか、それとも比較的長いかどうかによります。
公的保険では、「請求扱い」のタイミングは貨物代金額の支払期日から3月ですが、損失等発生通知日から事実上45日という比較的短いものです。(逐次請求)それは、「請求扱い」になり易いかもしれません。
民的保険では、「請求扱い」のタイミングは支払遅延通知日から標準150日という比較的長いものです。それは、「事故扱い」と同様に請求日を起点とした最長決済期間(最大180日)+最大30日+待機期間(標準150日)=最大360日という比較的長いものです。(一括請求)それは支払限度額の共通枠をささえ易いかもしれません。
2スキームで関心のあるのは、未収債権に対する「請求扱い」が免れることにより例えばベニフィットの期待できるところです。